記念すべき第一弾の記事ですが、中山間地域での学習支援の取組について、ご紹介します。
ちょうど先日まで、中山間地域のある町に私とeboard学習支援チームの熊谷が滞在していました。私の訪問は3回目、熊谷は初めての訪問。
▲大阪市の1.5倍程度の面積を持つこの町。
人口は6,000人程度で、深刻な過疎に直面している。
人口は6,000人程度で、深刻な過疎に直面している。
今回は、夏休みから試験的に始まるeboardを活用した学習支援について、
各中学校と最終的な調整をさせて頂きました。
直前までいろいろな課題がありますが、7月末から町内の2中学を対象に
eboardを活用しながら、学習支援の取り組みがスタートできそうです。
そもそも今回のお話、町の教育委員会からお問い合わせを頂き始まりました。
私も1回目の訪問で肌で感じることができたのですが、過疎地の教育事情は相当に深刻。
今回の学習支援の取り組みをするだけでも、大きく3つの課題がありました。
1.地理的課題
・学校間に距離があり、集合して学習支援に当たるのが難しい。
・中山間地域に位置しており、外部のリソース(資源)が届きづらい。
2.人員的課題
・大学生ボランティアなど、指導を担う若年層が少ない。
・学力にばらつきがあると、個別のサポートに当たりづらい。
3.予算的課題
・自治体の教育予算だけでは、上記課題を解決できるだけの
人件費や教材費、外部からの交通費などの予算を確保できない。
今回は放課後の学習支援の取組みですが、学力や学校外教育の問題は
人口減少や町内進学者減少と相まって、学校統廃合や過疎と密接に関わっています。
▲学校パソコンルームでの学習環境を検討中。
奥のナイススマイルが初訪問の熊谷。 手前は教育委員会の担当の方。
奥のナイススマイルが初訪問の熊谷。 手前は教育委員会の担当の方。
次回の訪問は、学習支援が始まる7月末。
なかなか情報が出しづらいところもありますが、定期的にご報告していきます!