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初回記事 学習塾での経験①西宮ギャル 前編
http://eboardjp.blogspot.jp/2014/01/eboard.html
前回記事 eboardのトライアル
http://eboardjp.blogspot.jp/2014/02/eboard_6.html
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学校、地方、地域格差、教育格差。
それまでは、単なる抽象的な現象として理解していた問題。
それが、1カ月の滞在を通して、リアルな質感をもって理解できるようになりました。
そして、それはeboardの事業の方向性を変えていくことになります。
そもそも、学力の差は、自然とつくもの。
同じ教材で、同じ先生の授業を受けていても、理解のスピードに差はあります。
eboardが無料で、どれだけ優れた学習サービスだったとしても、
そこには、「勉強できる子」と「勉強できない子」が生まれます。
むしろ、そうした環境があれば、できる子はますますできるようになるかもしれません。
しかし、
「あぁ、もう僕には勉強はムリだ。」 と感じた時、
「私もう学校には行けない。」 と悩んでいる時、
そして私たち大人が、
「これ以上、自分の力ではサポートできない。」と限界を感じる時、
「残りの期間で、伸ばしてあげられるのはこれくらいか。」と見切りをつけてしまう時。
自分もこれまでの経験の中で感じてきた、あの瞬間。
そうした「あきらめてしまう」瞬間をなくせれば、
それこそが、教育格差の解消と言えるんじゃないか。
完全に平等な機会なんてつくれやしない。
ただ、
「あきらめない」ということは「学び続ける」ということだ。
1ヶ月の滞在から戻って3カ月、eboardはNPO法人としての認可を得ることができました。
私たちが掲げるミッションは、
「教育格差の解消」 から
「学びをあきらめない社会へ」と変わりました。
学習サービスから、学習インフラへ。
授業についていけなくなったとき、不登校になったとき、
一から学び直したいと決意したとき、親が離婚したとき
近くにあった塾がつぶれたとき、塾に通えなくなったとき、
でも、eboardがあるじゃないか!
と思ってもらえる学習環境であること。
そして、それを届けてあきらめず支えてくれる大人がいること。
それが、地理的、経済的理由等の隔てなく、あり続けること。
これこそが、自分の実現した世界だと思いました。
(最終回へ)
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