イボログ | 無料学習サイトeboardの活動ブログ

小中高生のための無料学習サイトeboardの活動ブログ

2014年1月16日木曜日

【eboardストーリー】はじまりはバングラデシュ…

 eboardストーリーと題して、クラウドファンディングサイトREADYFORでの
支援募集期間中、eboardとスタッフによるストーリーをお送りしております。

eboardの映像授業制作へ、ご支援のほど宜しくお願いします。

https://readyfor.jp/projects/eboard

初回記事 学習塾での経験①西宮ギャル 前編
http://eboardjp.blogspot.jp/2014/01/eboard.html

前回記事 
私の学習体験③高校時代
http://eboardjp.blogspot.jp/2014/01/eboard_16.html
----------

「バングラデシュ」と言われて、それがどこにあるか分かりますか?
インドの東にある、小さな国です。
就職活動も終わった大学4年の夏、私は単身バングラデシュに飛び立ちました。




痛々しい学習体験を経て、私が進んだのは、大阪外国語大学。
当初は法学部を目指していましたが、法律は自分に向かないと判断。
「世界の問題について知りたい」という安易な考えで、国際関係を学ぶことにしました。

しかし、入って1年目。
教授から語られる世界には、何の魅力も感じませんでした。
国家、国連、企業、政府、財団…
どれも「世界の問題」について、何かしらの解を提供する枠組みには思えませんでした。


そんな時、一冊の本に出会います。

マイクロファイナンスという手法で、バングラデシュの貧困にとりくむ、
グラミン銀行のストーリー。


「これだ!」


非営利組織でありながら、ビジネスの手法で問題解決を図るソーシャルビジネス。
教科書には載っていない、問題解決のための解を見出した気がしました。

そして、奇しくも翌月に、グラミン銀行の創設者ムハンマド・ユヌス氏が初来日。
新聞で講演会の記事を見かけた私は、早速申込み、夜行バスで東京へと向かいました。

そして、その数か月後。
私は兵庫の地を離れ、バングラデシュの首都ダッカにいました。
講演に感銘を受け、ソーシャルビジネスの現場を生で見たいと、
グラミン銀行でのインターンシップに応募したのです。



そこでは、本当にたくさんのことを学びました。
途上国の現状、子どもたちの教育環境、マイクロファイナンスの仕組み。
しかし、何より印象的だったのは、子どもたちの「まなざし」でした。


圧倒的に日本より貧しい国にも関わらず、子どもたちの眼はいきいきとしていました。
今は貧しくとも、将来に不安があっても、これから成長していこうとする国の中で
子ども達の眼には、日本には失われてしまったものが映っていたのかもしれません。

しかし、大人たちは口をそろえて言います。
「ジャパン、すごい。かっこいい。」
海外に行って日本の素晴らしさに気づくとは、よくある経験かもしれませんが、
私が気づいたのは、経済大国日本の「貧しさ」でした。



ちょうど同じころ、東京からバングラデシュに向かった大学生たちがいました。
税所篤快、三輪開人。2人は同じく、グラミン銀行のインターンに参加。
しかし、育った環境、受け止めてきた学びが違えば、感じることは違うもの。
彼らは、バングラデシュの教育に課題を感じ、1つのプロジェクトをスタートさせます。

e-education

日本の東進ハイスクールで受験を乗り越えてきた彼らは、その手法を応用。
バングラデシュ国内の有名講師の授業を録画し、それを貧しい高校生たちに提供。
そこから、バングラデシュ最難関のダッカ大学への合格者を輩出しました



同じ地を踏み、同じ景色を見てきた私たち。
日本と海外の違いはあれど、目指すものは同じ。

子ども達に、よりよい学びを届けたい。

バングラデシュでは出会うことのなかった私たちが、
1/18(土)、映像授業・EdTechで教育革命を起こすべく、同じ舞台に立ちます。
https://www.facebook.com/events/1385269045026961


はじまりは、バングラデシュ…
学んだことは、「世界は変えられる」ということ。

次のストーリー 最初の動画
http://eboardjp.blogspot.com/2014/01/eboard_19.html

--------------------
eboardの映像授業制作へ、ご支援のほど宜しくお願いします。
https://readyfor.jp/projects/eboard