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2014年1月7日火曜日

【eboardストーリー】私の学習体験①小学校時代 前編

eboardストーリーと題して、クラウドファンディングサイトREADYFORでの
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初回記事 学習塾での経験①西宮ギャル 前編
http://eboardjp.blogspot.jp/2014/01/eboard.html

前回記事 学習ボランティアでの経験

http://eboardjp.blogspot.jp/2014/01/eboard_6870.html
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大人になってからの「教育観」や「学習観」は、
自らが「受けてきた教育」に影響されると言います。
今回から数回は、時間をさかのぼって、私の学習体験をつづりたいと思います。

まずは、小学生時代。とにかく自分は、人からほめられるの大好きでした。
とにかくほめられたい。もう、とにかく。
象徴的な話としては、宿題の「本読み」でしたでしょうか。


小学校低学年では、本読みの宿題がよくでます。
国語の作品を読んで、親にサインしてもらう。宿題は1日2回くらいだったでしょうか。

もちろん、ほめられるの大好き中村くんが、2回で満足するわけはないでしょう。
軽く10回は読みました。しかし、同じような症状の子どもは他にもいたようです。


「中村くんは、10回。〇〇くんは、20回読みました!すごいね!!」


ほめられた!しかし、これは負けてられん!ほめられたい。おれが1番にほめられたい。
本読みの回数競争は、激化していきました。

最初は数人程度いた競争も、50回を越えたあたりから次第に人数がしぼられていきます。
小学校低学年の子どもでも、「こいつらアホや」と思うわけです。
しかし、脳内にホメラレリンが大量分泌されている中村くんには、上限がありません。

回数は100回、300回を数え、詩などの短い作品では、500回を越えるようになりました。
そうなると、さすがに追ってくるものは、もういません。
親が仕事から帰ってくると、一目散に教科書を読み上げ、
風呂に入るまでずっと読んでるような子に勝てるすべはありません。

結果、1番ほめられました♪(* ̄ー ̄)v


振り返ってみると、まったくもってアホな話で、自分でも信じられないくらいですが
これはひとえに、学校の先生のおかげだと思います。
本当なら2回でいいところ、頑張ってきた子をしっかりほめてくれる。
クラスには、「100回なんてうそだろう」と言う子もいましたが、
実際に圧倒的に音読がうまかったこともあり、疑いもなく、思いっきりほめてくれました。

こうやって、人に読んでいただける文章を書けるのも、
分かりやすいと言ってもらえる動画を作れるのも、
本が好きになって、自分の人生が豊かになったのも、
思い返せば、小学校時代の先生のおかげかもしれません。


しかし、物事には慣れがやってきます。
ホメラレリンの分泌量には限界があり、
概して本をよく読む子には、思春期の訪れが早いようです。

次のストーリー 私の学習体験②小学~中学時代
http://eboardjp.blogspot.com/2014/01/eboard_11.html

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